ハーレーのオイルや電気系統は純正パーツが安心

ハーレーは、昔ながらの空冷エンジンが採用されています。通常はハーレーほどの大型エンジンとなると水冷が採用されるののが一般的ですが、ハーレーでは空冷にこだわり続けています。その理由は、エンジンがシンプルな構造となるためカスタマイズがしやすく、メンテナンスもしやすいからです。

その一方、ハーレーほどの大型エンジンで空冷を採用するとエンジンはとても高熱になり、エンジンオイルに確かな性能が求められます。エンジンオイルには、油膜を作り摩擦抵抗を軽減する潤滑作用と油膜を切れにくくする防錆作用、油膜によりシール性を向上させるための密封作用、カーボンやスラッジを付着しにくくするための清浄分散作用の性能が求められます。また、ハーレーの場合はエンジンの熱を冷やすために、冷却作用も必要です。
これらの性能を十分に満たしているのが、ハーレー純正のオイルです。

ハーレーの純正オイルには「SYN3」や「FORMULA+」などのラインアップがあり、20W50が用意されていて、程よい粘度で高熱まで耐えられる仕様となっています。また、夏の灼熱時などの過酷な場所でもスムーズにエンジンを回すために、化学合成油が配合されています。なお、ハーレーのエンジンオイルは半年に1回か、5,000キロ走行ごとに交換するのがベストです。

電気系統については、高性能なバッテリーが求められます。バッテリーはエンジンを始動させる重要な役割を担っています。バッテリーはエンジンを始動するためにスパークプラグを点火させ、セルモーターを回します。ハーレーのエンジンは重いため、特にセルモーターを回すために多くの電力を消費します。そんな要求を満たしているのも、ハーレー純正のバッテリーです。また、純正パーツのバッテリーはハーレーの振動にも耐え得る設計がされています。
純正バッテリーはAGMテクノロジーを採用していて耐久性に優れ、冬場の寒い日でもエンジンの一発始動を実現してくれます。