2019年のイタリアのミラノで開催されたミラノ国際モーターサイクルショーにおいて、ハーレーはストリートファイターモデルであるBRONXを発表しました。
このバイクには新開発されたRevolution Maxというエンジンを組み込んでいて、従来のものよりもはるかに力強い走行を実現したのです。このエンジンは水冷60度V型2気筒DOHC4バルブ仕様となっており、排気量は975ccというパワーを誇っています。ハーレーのバイクのなかでは中型クラスですが、最大トルクは95N・m、最高出力に関しては115馬 力を生み出すことができるのです。
ハーレーのストリートファイターモデルのBRONXに搭載されているRevolution Maxというエンジンには、他にはない様々な特徴が備わっています。その一つがデュアルダウンドラフトスロットルボディで、これは走行中のバイクを取り巻く風や空気の流れを最適化することができます。最適化されたそれらの流れはバイク本体とその走行を手助けし、快適さとスピード感に溢れた走りを実現するのです。
また内部にはカウンターバランサーも埋め込まれていて、エンジンの振動により発生する走行中の不快感を可能な限り緩和することに成功しました。
BRONXはシングルリアショックや倒立フロントフォークを備えているバイクで、ハーレーのなかではスポーティーなデザインをしています。しかしホイールは17インチもの大きさを誇り、ミドルサイズとはいえ、どっしりとした重量感のある仕上がりとなっています。このBRONXは2018年に発表されたハーレーの経営計画書によって製造が開始され、翌2019年の11月に催されたミラノ国際モーターサイクルショーにおいてプロトタイプが展示されました。
2019年のこの時点では価格は未定としていますが、2020年の後半には販売を開始したいとハーレーは言っています。